すぐにでもマネできる!プロが伝えるモデルルームのインテリアコーディネートテクニック

家のインテリアを考える時にモデルルームのようなコーディネートが出来たら良いと思う方も多いのではないでしょうか。今回はご自身でもご自宅のコーディネートに応用していただけるよう、実際に大阪でモデルルームのインテリアコーディネートを手掛けているプロの考え方やテクニックをお伝えしていきます。

好きを意識する

まずは自分の「好き」を把握しましょう。日常でどういったものに心を動かされ、感動するのかを把握していると、いざ取り組む際に非常にイメージがしやすくなります。

日常でそういった事を意識していない方でも、好きな雑誌や、お気に入りの雑貨などを見直すことで、改めて自分の好みを見直すこともできます。自分一人ではなかなか難しいという方はプロのコーディネーターと話をしてみるのはもちろんですが、身近な人に外から見た自分を率直に聞いてみるのも良いでしょう。

そういった自分の「好き」を意識しながら、以下のようなテクニックを用いて自宅をコーディネートしていきましょう。

寝室のカーテンの選び方

まずはご自宅に必要なカーテン、その中でも特にこだわって頂きたい寝室のカーテンの選び方をご説明します。

寝室のカーテンですので、他の部屋とは違い、まずは安眠できる色を選ぶことが大切です。赤は興奮色、青は鎮静色と言われており、青を選びたいところではあるのですが、寒色という事もあり、季節によっては少し寒く感じてしまう事もあります。そのため寝室で利用するのであれば、落ち着きと暖かみのあるベージュやブラウンといった色がおすすめです。

遮光に関しては1級や2級などの遮光性を高いものを選びたい人も多くいらっしゃいますが、自律神経を保つことも考え朝日が少し入る程度のものにしておくのが良いでしょう。濃い色のカーテンは、あまり遮光性が高いものではなくても朝日を適度に通し、それ以外の光は遮断してくれるのでおすすめです。

玄関のインテリア

玄関の下駄箱の上にスペースがある場合、どうしても郵便物やモノを置いてしまいがちではないでしょうか?特に小さいお子様がいらっしゃる場合など、帰宅した際に手にもっていたものをそのまま置いていってしまうといった事があるのではないかと思います。

こういった無意識に発生してしまう事が積み重なると、せっかく自宅を綺麗にコーディネートしても台無しになってしまいます。玄関のスペースにはアートフラワーやアロマディフューザーなどを置くことにより、そういった無意識の発生を防ぐ仕組みを作ってしまいましょう。

テレビの配置

テレビを配置するときはソファなどの自分が見る距離と高さに気をつけて配置するようにしましょう。現在のフルハイビジョンや4Kテレビは昔のアナログテレビと違い精細な映像を映し出すため、見るのに適した視聴距離があります。

距離

一般的にはフルハイビジョンテレビは画面の縦の大きさ×3倍、4Kテレビは画面の縦の大きさ×1.5倍が最も綺麗に見られる距離とされており、距離が短くなれば視野角が拡がることにより、迫力の映像が楽しめるとされています。

高さ

テレビを見る高さは視聴する際にテレビを中心に見たとき、目線が少し下がる位が良いといわれています。参考例として42インチのテレビ画面の場合、以下のようなテレビボードの高さが適していると考えられます。

  • 床に座る場合:40cm
  • ソファに座る場合:40~50cm
  • ダイニングで見る場合:50cm~

一般的に販売されているテレビボードは45cmのものが多いため、ソファ等に座ってみることを想定されて販売されています。寝室で横になりながらテレビを見る場合や、食事をしながらダイニングで見る場合は、最適な高さではないこともありますので気になる方はソファに座って視聴するのが良いでしょう。

一器多様を意識しよう

一器多様とはもともと「そばちょこ」を指し、一つの器で複数の用途に対応する事を言います。このそばちょこに倣い、もともとは違った用途のものでも使い方を変えてあげると素敵なインテリアに早変わりすることがあります。

おすすめなのがリモコン入れとして花瓶を利用する事です。適度な高さもあり、デザイン性も優れている事が多い花瓶はリモコン入れとしてぴったりです。他にも食器にインテリア性のあるものを飾ったりとアイデア一つで素敵なコーディネートをすることができます。

一度お手持ちの雑貨や食器を見つめなおし、インテリアに活用できないか検討してみましょう。

まとめ

今回はプロが使っているコーディネートの考え方からテクニックまでお伝えしました。まずは自分の「好き」を把握した上で、細かなテクニックを自宅用にカスタマイズして取り入れてみましょう。きっと現在のお部屋よりワンランク上のコーディネートが出来ると思います。ぜひ試してみてくださいね。

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