モデルルーム/モデルハウスのような部屋にするにはどうしたらいい?

おしゃれなモデルルームやモデルハウス、見学に行ったりカタログを見たりした時に自宅もこんな風にできれば良いのにと考えたことはありませんか?

プロがコーディネートしたスタイルをそのまま再現して維持するのはハードルが高いかもしれませんが、実際に施工したモデルハウスのインテリアコーディネート、モデルルームの収納の事例を参考にしながら考え方やテクニックを取り入れておしゃれな生活を目指してみましょう。

モデルハウスのインテリアコーディネート

モデルハウスのインテリアコーディネートのご紹介は「モダンラグジュアリー」をキーワードに京都市内の分譲地モデルハウスをプロデュースした事例を用いてご案内します。

玄関ニッチ部分

玄関の「ニッチ」とは、あまり聞きなれない言葉ですが、壁面の凹み部分を指します。直訳すると隙間や窪みを指し、ビジネスなどで利用されるニッチ市場やニッチ産業なども同様の単語からきています。

玄関ニッチは壁の厚みを大きくし、エコカラットという調湿をしてくれる素材を貼って、四方にLEDバーの間接照明をいれています。

エントランスはお家の顔となる場所のため、アートフラワーもコーディネートし、キーワードである「モダンラグジュアリー」をより演出できる場所をおつくりしています。

玄関は湿度や臭いが特に溜まりやすい場所なので、アートフラワー以外にもディフューザーなどの雑貨や観葉植物を配置することもおすすめです。

リビング・ダイニング・キッチン



家具だけでなくテーブルコーディネートやアートグリーンの設置も行っています。空間を広く取り、ソファとテレビの高さも適正位置になるように配置し、無理なくテレビや映画をみる事ができるようにしています。

キッチン

カーテン

カーテンは落ち着きと暖かみのあるベージュを選択し、レースカーテンでラグジュアリーを演出しています。寝室のカーテンも同様に落ち着きと暖かみのある色合いのものがおすすめです。

小物


ニッチ部分の小物にはフォトフレームとアンティークブック、アートフラワーで演出し、スイッチなどもさりげなく目隠ししています。

モデルハウスでのインテリアは訪問者に世界観を感じてもらうためのものですので、キッチンなど日常的に利用する場所への小物設置などは難しいかもしれませんが、配置のイメージは伝わったのではないでしょうか。

特にニッチ部分の小物の設置やカーテンなどはすぐにでも取り入れて頂けるのではないかと思います。

モデルルームの収納

モデルルームのご紹介は大阪府豊中市の分譲マンションのモデルルームで引き出しの収納プロデュースをした事例を用いてご案内します。

来訪された方に少しでも暮らしのイメージを持っていただけるよう、収納内に多くの生活用品を配置してコーディネートしています。

キッチン

飛行機のコックピットのように手を伸ばせば取りたいモノがすぐに取り出せたり、デッドスペースになりがちな開き扉の奥側も収納グッズを利用してストックを管理したりと、仕組み作りを意識してコーディネートしています。

側面も有効活用するため、キッチンパネルにはマグネット式のフックを利用し、キッチンペーパーホルダーとお玉やヘラなどの調理器具を配置しています。普段外に出して使うもののを決めて、それに合わせて収納スペースを作ってあげると美しく使いやすいキッチンになるのでおすすめです。

クローゼット

ロングアクセサリーやスカーフ等は収納グッズの中に片付ける事が多いですが、すぐに取り出せるように配置したり、ご主人エリアは帰宅してからの着替えや朝の身支度が一か所で出来るような動線づくりをしたりといった仕組みを取り入れています。

それ以外にも壁面を利用して、日常的に利用する衣服やカバン小物などを収納し、朝の身支度などが素早くできるように配置しています。

廊下収納 / ランドリー

お風呂と一緒に利用するランドリーや廊下の収納は皆が利用する場所です全てのケースにラベルをつけて物の住所を作る事によって、家族全員が、置いてある物の場所を把握する仕組み作りをしています。

タオルや清掃用品、消耗品などの整理には収納グッズを利用していますが、これも同じシリーズで揃えるとグッと美しくなりますよ。

子ども部屋

シェルフの中に、アイテム別や目的別にラベルを付ける事によって、お子様が簡単にお片付けをできるような仕組みを取り入れてディスプレイしています。

壁面の突っ張り収納では、日常的によく使う学校用品や帽子などをワンアクションでとれるように設置することで、朝の忙しい時間帯でもお子様がスムーズに準備ができるようになっています。

まとめ

今回は実際に手掛けたモデルハウスとモデルルームを事例に挙げながら、各場所に適したインテリアコーディネートや収納テクニックをお伝えしました。特に玄関やカーテンなどのコーディネート。壁面の収納や、ケースにラベルを貼って物の住所を定めて場所を把握しやすくする仕組み作りなど、ご自宅でも色々と試して頂けると思います。ぜひモデルハウスやモデルルームのようなお部屋を目指し、挑戦してみてください。