2025年9月5日
大阪・関西万博「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」に登壇させていただきました。
世界で唯一“女性”をテーマにしたこのパビリオンは、ドバイ万博から大阪へと引き継がれた特別な存在です。
建築と思想が一体となった空間に足を踏み入れた瞬間、強さとやさしさが同居する独特のエネルギーに心を動かされました。
カルティエと建築家ジュニア・イシグミ氏が手がけたデザインは、有機的な曲線と光の透過が重なり合い、時間や天候によって表情を変えていきます。そのしなやかな構造は、女性の多様性や可能性を象徴しているようで、まるで建築自体が語りかけてくるかのようでした。
インテリアコーディネーターとしての視点からも、このパビリオンは非常に刺激的でした。
素材の質感が光を柔らかく反射し、内部に生まれる陰影が空間に奥行きを与えています。
訪れる人が建築に包み込まれるように感じるのは、構造美だけでなく、空間演出そのものが人の感覚に寄り添っているからだと実感しました。
そんな特別な場所で、私は「リカレント教育=学び直し」が人生やキャリアに与える可能性についてお話ししました。
これまでの経験や転機を振り返りながら、「学び直す勇気が未来を切り拓く」という想いを会場の皆さまと共有できたことは、かけがえのない瞬間でした。
建築が放つメッセージと、学び直しがもたらす自己変革。その二つが重なり合う時間を体験できたことは、私自身にとっても大きな学びとなりました。この感動を胸に、これからも空間を通じて、そして学びを通じて、人が前に進む力を生み出す提案を続けていきたいと思います。

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