日本で民泊(Airbnbなど)のシェアリングサービスが始まり、投資や不動産運用の新しいカタチとして本格的にメジャーになって5年以上が経過したでしょうか。
様々なゲストが宿泊し、利用することでもちろん内装や家具も疲弊します。
運営当初の写真と実際のお部屋に相違が見られたり、汚れやメンテンスが必要な状態で放置されているとクレームやレビューの星にも響いてきます。
ときには時間の経過で時代遅れのデザインになり手直しが必要になっている場合もあるでしょう。
弊社では今までゼロから民泊のインテリアをご依頼いただくことがほとんどでしたが、最近はインテリアの見直し・手直し・大掛かりでないリフォームについてお問い合わせいただくことが多くなってきました。
一つ事例をご紹介させていただきます。
大阪市内の2階建て戸建て民泊案件です。
弊社でご提案、施工させていただいたのは以下のとおりです。
①階段に手すりを付ける
②クロス(壁紙)の貼り替え
③1階ダイニングスペースに置いていた大型ソファベッドを撤去
④ベッドの位置を変更しゲストが過ごしやすいように新しく家具を納品
⑤キッチンシンク下の整理収納
①階段に手すりを付ける
手すりが無い急な階段だったので、取り付け施工いたしました。
ちょっとしたことなのですが、有ると無いとでは大違いです。ゲストの宿泊中の怪我も防げます。
②クロス(壁紙)の貼り替え
2階の壁2面にアクセントクロスを施工しました。畳のお部屋の為、和風を全面に出したデザインをご提案し
更に和を演出する為に着物と反物から製作したファブリックパネルを取り付けました。
③1階ダイニングスペースに置いていた大型ソファベッドを撤去
1階には収容人数を増やす為にキッチンの前に大型のソファベッドが設置されていました。
弊社ではこれまで様々な民泊をプロデュースして参りましたが、オーナー様のお悩みの一つに『スペースに余裕を設けてゲストの満足度を上げる』か『収益を優先して収容人数を増やすか』のどちらを取るか、というものがあります。
弊社ではなるべく前者の『ゲストの満足度を上げる』方向でご提案します。
それはゲストの満足度=レビューの星を上げることで、結果的に利用者が増え、またレビューが増えてホストに対して安心感が生まれ、また予約が入る…という好循環が望めるからです。
さて、この物件について話を戻します。本来ダイニングスペースのエリアで玄関の戸を開けてすぐの場所です。
お世辞でも快適な睡眠空間とは言えないでしょう。
そこでオーナー様に『思い切ってソファベッドを撤去してダイニングテーブルを置きましょう』とご提案しました。
これでお風呂・トイレ・キッチンの生活空間と、
眠る・くつろぐ・憩うのリラックス空間とを分けることができました。
テーブル上には2階とリンクさせる為に帯で作ったテーブルランナーを設置し、和洋折衷を演出する為にアートを設置いたしました。
写真だけでも印象がかなり変わったことをご覧いただけると思います。
④ベッドの位置を変更しゲストが過ごしやすいように新しく家具を納品
2階の寝具類の場所も少し手直しいたしました。
テレビの前にソファベッドを設置し、ベッドとして使用しないときは寛げるように。
床に置かれていた分厚いマットレスはベッドフレームの上の薄いマットレスと交換して、より快適なベッドに。
そして照明を可愛らしい蓮の花のシェードに交換し、ベッド上には帯から製作したベッドスプレッドを設置しました。
更に2つの部屋を区切っていたパーティションを撤去し、代わりにロールスクリーンを設置いたしました。
気配は感じられながらもプライバシーは守られます。これもゲストの満足度に繋がります。
⑤キッチンシンク下の整理収納
弊社のホームページをご覧いただけるとお分かりになる通り、ベイルインテリアは整理収納サービスの会社でもあります。
そのノウハウを活かして民泊案件では小物類や消耗品類も美しく納品いたします。
外からは見えないところもキレイに保つことで、建物全体がきちんと管理されていることが感じられ安心感が生まれます。
元は食器が直に床に付いている状態で、あまり清潔とは言えない状態でした。
口に入るものですから、簡単なラックやカゴを使って、なるべく床からは浮かせて収納します。
ちょっとしたことなのですが、これでシンク下を開けたときの印象は大きく違ってきます。
このように一つ一つを見ると大掛かりな作業ではありません。しかし、大きな良い変化が生まれました。
今回の一連の施工は全て合わせて約4日間で完了しました。4日間、予約カレンダーにチェックを入れて私たちにお任せいただけないでしょうか。
今お持ちの民泊物件を蘇らせます。いつでもご連絡お待ちしております。